蛍光灯とLED

目次

蛍光灯の点灯原理 

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蛍光灯は放電管の1種です。蛍光灯の中は水銀蒸気で満たされています。この中で放電を起こすことにより、電子を水銀分子の衝突させます。そうすると紫外線が発生します。紫外線は人間の目には見えませんし有害です。そのため蛍光灯の内壁には蛍光体が塗ってあり、紫外線を受けると、可視光に変換してくれます。


蛍光灯の構成 

放電を起こすために、蛍光灯は二つの方法を採用しています。一つは高熱、そしてもう一つは高電圧。 蛍光灯の両端には電極が二つづつあります。これは、内部にヒーター(フィラメント)があり、放電を起こすために温度をあげるのに使います。このヒーターは放電の電極を兼ねています。 温度を上げただけでは放電を起こすには不十分です。高電圧を加える必要があります。そのため蛍光灯にはグローランプと安定器が備わっています。グローランプは電流ある程度流れ、温度が上がると電気を遮断する役目を担っています。安定器は一種のコイルで、グローランプで回路が遮断されると高電圧を発生します。この高電圧を利用して放電を起こします。一旦放電を起こすと蛍光灯の抵抗はほぼゼロになります。そして蛍光灯は光ります。その時安定器は電流を制限する役目をし、蛍光灯に電流が流れすぎない様に制限します。

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蛍光灯型LEDの交換 

蛍光灯型のLED電球は、普通の蛍光灯の外観とほとんど変わりません。しかし蛍光灯はガラス管で作られているのに対してLED電球はプラスチックとアルミの放熱板で構成されています。内部にはLEDのチップが多数とDC電源が入っています。そのため外部に部品は必要ありません。そのためLED電球に交換する場合には安定器とグローランプを外す必要があります。 蛍光灯と互換を謳っているLED電球もありますが、安定器が回路の中には入ってしまうため、余計な電力を消費するし、電球に余計なストレスがかかるため、安定器は取り外してしまう方がおすすめです。一般の改造では安定器は取り外さず、配線の変更で対応しています。
改造は蛍光灯をLED電球に交換するとともに、配線を変更することになります。

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蛍光灯型LEDの違い 

寿命

LEDの寿命は約5万時間、それに比較して蛍光灯は約1万時間

明るさ

同じ消費電力なら、LEDは蛍光灯の2倍以上

すぐに明るい

LEDは電源を入れるとすぐに100%のあかるさになります。これにたいして蛍光灯は点灯時にグローランプの動作によるチラつきがあります。そして点灯しても100%の明るさになるまで数分かかります。

目にやさしい

LEDは紫外線は発生しません。また直流点灯のため光にチラつきがありません。それに対して蛍光灯は交流電源を使ってますのでそのチラつきがあります。

環境にやさしい

LEDは水銀など有害物質は使っていませんので、不燃ゴミと一緒に処分出来ます。